家日記

とりあえず母の件は、一旦置く事になった。

今すぐ命に関わる病気ではなく、無事退院し自宅療養。

これから一生付き合っていく病気になるが、55歳になれば疾患の一つや二つあってもおかしくない。

 

退院後に私と2人で大阪に住む話を叔母達と進めていたが、母は父の元へ帰ることを決めた。

心のどこかで安堵する気持ちもあるが、また私は家庭のことでずるずると悩む事になるのかという気持ちが、ぐるぐるまわっている。

そして、今までの元気な母ではない。

あの環境に母を置いておくことで、母の寿命が縮まってしまうのではないか

余生をあの環境で過ごしていいのか

など、私自身の人生を母に縛られたくないとか言っておきながら、

勝手な心配をしている。

 

父はこれから頑張るとか調子のよいことを言っているが、それを信じれるのか

今までのことを許せるか。

母がここまで身体を悪くしたのは初めてだけど、

人はなかなか変われないと思うのだけど。

 

今回母が父を選んだ事に(変わらない環境)怒りすら覚える。

自分の家庭環境を異常だと分かっていながら、我慢し続けた母。

それを私にも求めていた。

 

もう疲れた。

あの家庭にいる人は全て反面教師だよ。

 

とりあえず気持ちを落ち着かせるために、父の携帯電話番号を消した。

正直、母以外の家族とはつながっていたくない。

 

そして今は母とも連絡をとりたくない。

実は時に義務感でとっていた部分もある。

 

本当に母の声が聞きたくなるまで、距離を置こうと思う。

 

 

 

 

東京タワー読了

今の自分に対しての答えが出てほしいなと思って、

リリーフランキーの東京タワーを読んだ。

 

これほどに親に尽くせるってすごい。理想の親子関係だよ。

母子家庭であることや、オカンの愛情を全面に受けてきたこともあるでしょう。

 

この本に涙しながらも、自分は母の世話を最期まですることができるのか不安にもなった。

 

母の姉妹も協力してくれるだろうが、母が気兼ねなく生活を共に出来るのは私しかいない。

 

私が引き取るなら、これから母を1人には出来ない。

 

これから何年、何十年…。

したい事だってたくさんある。

 

母は私の負担になりたくないとか言うけどそうもいかないよね。